慢性腎不全による人工透析をできる限り回避

京都市北区等持院南町19-3

慢性腎不全

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慢性腎不全

血清クレアチニンが高値(例えば5~9)となると西洋医学的には人工透析を考えます。クレアチニン濃度が10以上になると体臭が、また場合によっては口臭が「おしっこ」の臭いになります。それからその患者さんの着ているパジャマとかベッドの周りも当然「おしっこ」の臭いになります。そういった場合であっても正しい治療、脾兪、胃兪に適宜針をうちますと「おしっこ」はあまり変わらないけれど、「臭い大便がたくさん出だした。」と言い始めます。そうなるとしめたもの、口の中の「おしっこ」の臭いが消えてゆき、血液検査の結果も良くなってきます。
人間の身体は、腎臓が悪いといってもすぐには「腎臓病だからもう全部駄目だ」ということはないのです。「臭い大便がたくさん出て、一時的に大腸でもってその腎臓の機能を代償する」という重要な発想が東洋医学にはあるのです。だからある種の漢方薬(下剤)と、脾兪と胃兪(穴処)に針をして人工透析をできるだけ回避する事ができます。この方法で現在も慢性腎不全の患者さんを透析にならないように厳重にフォローしています。

また、熊本大学腎臓内科教授 向山政志先生にも京都大学在職時より引き続き、月に1度当院にて外来診療をしていただいておりますので、西洋医学的にも最高レベルの治療ができていると思っています。
向山教授は総合診療医としても素晴らしくまた高名な先生ですので、私(東洋医学的アプローチ)と向山教授(西洋医学的アプローチ)が協力して慢性腎不全の患者さんの治療にあたっています。

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